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火縄中筒の名作

火縄短中筒  無名 名品

Antique Gun Hinawatantyuzutu


火縄短中筒  無名 名品

品番:GU-08051
価格 (price)御案内終了/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

特価

国・時代:  江戸時代末期~幕末

種別:  火縄式銃砲
全長:  109.2cm  銃身長: 76.0cm  口径: 1.8cm
登録:  東京都  平成10年
 

【解説】
江戸時代から幕末にかけて造られたと思われる火縄式銃です。無名ながら仙台筒と思われ出来が良く名品です。台木(銃床)には廃藩置県に伴う戊辰番号、明治9年,第130号,岩手県の刻印が入っています。機関部においては特に火挟みの火縄保持部分が長く,その為火挟みは高く上がります。引き金は薄板の輪引き金です。侍筒でありながらナマコ金が付いています。仙台筒を無骨な鉄砲と評する人がいますが,仙台筒を多く見ていれば,豪放さと優美さを高い次元でマッチさせた都会的センスを持つ作品群であることが分かります。この銃をじっくり見ていると仙台筒が広く東北地方に影響を及ぼしている様子がうかがえます。通常の戦闘に用いられていた軍銃の口径は大体八匁弾ですが、この火縄銃は口径が大きめで約1.8ミリあり十匁弾です。筒周りの肉もタップリでズッシリとした銃です。全長が短い短中筒(侍筒)と呼ばれた銃です。これらの銃は人を撃つと言うより、陣中に撃ち込んだり、城に撃ち込んだりして、敵に脅威を与える目的に使われていたものと考えられます。筒が太いので手に持つと、その重量に驚かされます。このような重い銃をかまえて撃ったのか?腰だめで撃ったのか?昔の人は大変だったろうと想像させられます。銃身(筒)は鉄製で表一角という型です。銃床の木も良いもので,目が詰んでいるために時代を経ても当時のままの良好な保存状態で残っています。カラクリも完全ですし、火皿の火穴から銃口までは貫通しています。侍筒は一般戦闘員が持つものでは無かったとされ現存するものが少ないですし、これほどの品は今後もなかなか出てこないものと思われます。飾り台は非売品です。

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