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火縄短中筒 榎並屋宗右衛門 花押 鉄筒 銀、真鍮象嵌

Antique Gun Hinawatantyuzutu [Souemon]


火縄短中筒 榎並屋宗右衛門 花押 鉄筒 銀、真鍮象嵌

品番:GU-08041
価格 特価 御成約
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

時代: 江戸時代末期~幕末

種別:  火縄式銃砲
銘文:  榎並屋宗右衛門 花押
全長:  81.4cm  銃身長:52.5cm  口径:1.9cm
登録:  東京都  平成16年

【解説】

江戸時代から幕末にかけて造られた在銘火縄式銃です。銘は、榎並屋宗右衛門。台木(銃床)には廃藩置県に伴う戊辰番号、三重県の刻印が入っています。通常の戦闘に用いられていた軍銃の口径は大体八匁弾(鉛弾径約17ミリ)ですから、この火縄銃は口径が大きめで、約21ミリ弱、十匁あります。全長が短い短中筒(侍筒)と呼ばれた銃です。これらの銃は人を撃つと言うより、陣中に撃ち込んだり、城に撃ち込んだりして、敵に脅威を与える目的に使われていたものと考えられます。筒が太いので手に持つと、その重量に驚かされます。このような重い銃をかまえて撃ったのか?腰だめで撃ったのか?昔の人は力持ちだったのだろうと感心させられます。銃身(筒)は鉄製で銀で牡丹の花を象嵌。真鍮で獅子を象嵌。銃口回りには銀象嵌で唐草を、また玉縁はらっきょ型で中国の雷文を同じく銀象嵌で配し、縁起をかついでいます。銃身の唐獅子牡丹の意味は、百花の王として牡丹の花を、百獣の王として獅子を、ということで花鳥としての図柄であり、こちらも銃に格式を与えていて、その凝りようから身分の高い御方の持物であったと伺い知れます。カラクリも完全であり、台木も当時のままの良好な保存状態で,火皿の火穴から銃口までは貫通しています。尾栓は緩めていませんが、お買い上げ後にご希望でしたら、専門家に依頼して外せます。侍筒は一般戦闘員が持つものでは無かったので現存するものが少ないですし、これほどの特別品は今後もなかなか出てこないものと思われます。火縄銃マニアの方々には垂涎の作でしょう。最高の出来栄えです。さく杖(カルカ)は有りません。(銃床木部の色が照明で変色して写っています。一枚目のトップ写真を参考にして下さい。)飾り台は非売品です。

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