火縄中筒 （井上流）植松紋三郎信立 在銘 鉄筒 菱紋銀象嵌

品番：GU-010124
価格 特価(price)御成約/sold out(JPY)
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時代：江戸時代中期～後期

種別：  火縄式銃砲
銘文：  植松紋三郎信立
全長：  １１３．８ｃｍ 　銃身長:７９．０ｃｍ　 口径：１．８ｃｍ
登録：  東京都

【解説】この銃は井上流（外記流・げきりゅう）火縄短中筒と呼ばれる火縄銃です。井上流は大阪役で稲富、田付とともに戦果を上げた鉄砲流派の名門です。井上外記には発明才能があったと言われ、種々の連発銃を開発したり、外記カラクリを発明したことでも知られています。製作は江戸前期から、末期に至るまで、ほぼ全国的に広がりを見せ、井上流形式は幕府の御秘事鉄砲として幕末まで守られました。
本作は井上外記流火縄中筒の典型作であり鉄部、木部ともに保存状態が良好にして貴重な一丁となります。銃身は丸一角。柑子はやや小さめで寸が詰まった丸柑子で、筋を鋤いて優美です。目当ては、照門、照星ともに筋割。銃身元上部には菱紋が銀で象嵌されてます。カラクリは外記式で外観は機械的で見栄えします。台木（銃床）は芝引きの部分が美しい曲線をもつ特徴的なステッキ形になります。引き金は輪引き金です。銃床木部には暗目の漆が掛けられています。井上、外記流の掟通りに造られた誠に好ましい作です。、銃口から火穴近くまで貫通。鉄部の状態は御覧の通りで、火穴、銃口部、尾栓部と、朽ちが無い良好な状況です。尾栓は外しました。実用銃として射撃、祭事で使えます。飾り台は付属しません。

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